【注意】 軽合金製ホイールナットの使用は厳禁!

中学生の理科&算数レベルのお話です。
巷には、美しい「軽合金製ホイールナット」が、無数に販売されています。
アルミホイールを新品交換したら、ホイールナットもきれいな軽合金製
ナットに交換したくなる方も多い、と思います。

アルミナット

以下、機械工学必携から性質データのみ引用。
            ハブボルト      アルミニウム製ナット
・材質:          鉄          アルミニウム
・比重:          7.86          2.70       
・線熱膨張係数:    11.7          23.8       
・縦弾性係数:      20           6.3
・引張り強度:       25           8

上記の簡単な説明(単位は、省いています)。
 ・線熱膨張係数:受熱した時の伸びのし易さ。
 ・縦弾性係数:変形のし難さ。
 ・引張り強度:引張りに耐える強度。

鉄とアルミニウムを比較しますと、
 ・アルミの方が、鉄より約2倍伸びる。
 ・アルミの方が、鉄より約3倍変形しやすい。
 ・アルミは、鉄の約1/3の強度しかない。

【軽合金製ホイールナットの危険性:例】
 ・スポーツ走行しますと、ブレーキローター温度は、500~600℃以上になります。
 ・その熱が、ハブ&ハブボルトに伝わりホイールナットにも伝わります。
 ・すると、軽合金ナットは熱変形し緩みやすくなります。
 ・これは、ホイール締結トルクが低下することを意味します。
 ・最悪、ホイールが外れ事故に直結いたします。

格式の高いモータースポーツ競技では、
軽合金製ホイールナットの使用は禁止されている、と思います。

 ・補足ですが、レース競技のように頻繁にタイヤ/ホイールを脱着交換すると、
  軽合金ホイールナットのネジ山は機能しなくなります。

自動車メーカーの純正ホイールナットには、軽合金製は皆無でしょう。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

・・・理論的ですね。

軽量ナットが流行し出した当時、「バネ下重量追求のために
ここまでやるか!」と感嘆したものの(実際カッコよく見えたし)
懐の具合的にも本能的にも、少々使うのに気が引けました。

・・・というのもほぼ同じ頃から、自転車の世界でもアルミ製の
フレームを持つスポーツモデルが増え始めたんですけど・・・。
旧来のクロモリ・フレームよりみんな軒並み太かったんですね。

鉄とサイズがすっかり同じならアルミの強度は1/3という説を
裏付ける姿に「高価な超ジュラ級でもない限り、局所的に
強度が欲しい部分にアルミ使うのって怖いよな」と素人ながら
感じたものです。

部分的に大柄になっても、デザインの自由度で強度をカバー
出来るジャンルなら、軽金属でも強度が取れるかもしれない。
コストが掛かっても合金としての配合比率で強度を取れるなら
鉄と同形状でもイケるかもしれない。

でも・・・走行中の負荷に加えて、当地では秋と春に繰り返し
着脱トルクも掛けられるホイールナットは・・・カッチョ悪くても
鉄モノのまんまで良いです、ケチなオッサンぎつね的に(笑)。

No title

ホイールナットはスチール製ですね。
素人オフロードレースに参戦した時にアルミナットを装着した事があるんですが、ドライバー交代毎に増し締めしなければなりませんでした。
あれは怖かったです。

それと、ハブボルトと共に消耗品という事もあるかと思います。
サビの発生や10年/10万キロ位で総取り替えというのもありかと思います。

安全第一が基本ですね~。

まとめて、お返事(笑)。

スポーツ走行しているお方は走行後、タイヤ表面の温度を手で触って確認しますよね。
理想は、「温度計で計測」ですがーー。
ついでに、ホイール/ナット/ハブボルトの温度も確認してみたら、「ヤケド」するレベル。
そこまで「温度上昇」するのなら、部品材質の吟味に神経を使い
「安全第一」の設計を行うのは、当然のスタンス。
要するに、「科学する心」があるかどうかが、重要なのです。
正に、中学生の理科&算数レベルのお話です。

また、「万物には寿命がある」、という認識も必要。
「寿命がある=消耗品」、と言い換えてもよい、でしょう。
個々の部品には、それぞれ寿命が異なる。
くるまの点検&整備を、プロに「丸投げ」し、自分自身も何の
お勉強もしないお方は、永遠に「進歩」しないしお利口にもならない訳。

お利口になって、幸せな「カーライフ」を満喫いたしましょう。
プロフィール

くるまじい

Author:くるまじい
くるま好き、モータースポーツ好き、音楽好き、映画好き、のじいさんの独り言。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる